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キッチンぴかぴかの秘訣は“みんなで整理収納”

2016/05/23

整理収納アドバイザー、整理収納アカデミアマスター、住空間収納プランナーなど、Bloom Your Smile代表として多彩な肩書きを持つ梶ヶ谷陽子さん。整理収納アカデミアマスターは、全国で19人しかいないハウスキーピング協会の最高位資格です。また、ご自身のブログ「整理収納レシピ。」が話題を呼び、Amebaブログの公式トップブロガーにもなっています。そんな梶ヶ谷さんに、主婦の頭を悩ませるキッチンの整理収納法について話を伺いました。

 

“8割収納”で家事効率をアップする

 

梶ヶ谷陽子さん私が整理収納アドバイザーとして最も意識しているのは、「物と定期的に向き合うこと」。これは、家中の整理収納に共通して言えるポイントです。部屋や引き出しの中はもちろん、冷蔵庫の中に至るまで、どんな場所でも8割程度の収納を心がけ、いつも「本当に必要な物か」「今後使う物なのか」をじっくり考えて、物の見直しをしています。

収納スペースの8割を超え始めると、物の出し入れがしにくく、使いたい物を取り出す際に、何かをどかしたり、探す手間が増え、家事の効率が落ちてストレスの原因になりがちです。加えて、整理収納が苦手な方の多くは、「物を大切にする=物を捨てない」と考え、溜め込む傾向が見られます。

しかし、物が埃をかぶっていたり、腐っていたら、大切にしているとは言えませんよね。物を捨てるのがもったいないのではなく、使わないことがもったいないと考えられるようになると、物が手放しやすくなるでしょう。物を大切にした生活をするには、「自分で管理できる量」をちゃんと知ることが重要なのです。

 

家族全員が一目瞭然なキッチンでストレスフリー

キッチンの整理収納においてポイントになるのは、「お母さんの場所」ではなく、「家族みんなの場所」にすること。何がどこにあるのかを家族全員が一目でわかるように、ラベリングをしたり中身が見える状態にして、物の場所や収納方法を共有することも大切です。誰もが物の場所を把握し、自分で出し入れできれば、物を探すストレスがなくなります。

 

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後は、お手伝いグッズを子供の手が届く場所に置いておくと、子供が自発的に手伝いをしてくれるのでとても助かります。ただし、子供が扱うのが危険な物は避けて、中が見えるけれど、割れにくい容器を選ぶなどの工夫は必要です。子供が安心して使えるキッチンにするには、子供目線を意識した物の配置や収納用品選びも重要になります。

冷蔵庫内の収納も基本的な考えは同じです。例えば野菜室の場合、我が家では野菜を二つのカゴに分けて管理します。早く使い切りたい野菜はキッチンに近い左側のカゴに入れて、買い足した野菜を右側のカゴに入れています。先に使うべき野菜をキッチンに近い方に入れておけば、パッと取り出せて、動線もスムーズなので料理の効率もアップします。

収納_001醤油やケチャップ、マヨネーズといった調味料のほとんどすべてを、クリアタイプの同じサイズの容器に詰め替えて、残量が一目でわかるようにしています。我が家では、調味料がなくなる直前まで買い足さないというルールをつくり、調味料があふれかえることを防いでいます。詰め替えに一手間かかりますが、収納空間を有効に使えたり、統一感が出てすっきりした印象になるなどのメリットがあります。

 

整理収納が料理のモチベーション向上につながる

やはり私も一人の主婦として、料理をする機会が多いので、冷蔵庫を開けた時にどっと疲れるような冷蔵庫にはしたくないというのが本音です。何がどこにあり、どれくらいの量が残っているかが一目瞭然の冷蔵庫は、日々の料理作りのモチベーションアップにつながっています。

買い物に行くサイクルにもよりますが、我が家の場合は2~3日に1回は買い物に行けるライフスタイルなので、ストックを多めに買うといったことはしていません。必要な物を必要なだけ買い、食材を腐らせないようにしています。一方で、買い出しが1週間に1回程度しか行けない方もいると思います。その場合は、いかに冷蔵庫の中を管理しやすい収納方法にするかがポイント。カゴを利用してすべて引き出せる仕組みにするなど、管理のしやすい方法を見つけるのが大切です。

 

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購入した食料品をパッケージから出さずにそのまま入れる方もいますが、パッケージ自体で空間が無駄になりがちです。収納する前にパッケージから出して、ラップで包んで保存をすると、収納場所が上手に使えるのでオススメです。限られた空間を有効に使い、一目で何がどこにあるかわかる収納であれば、毎日の料理作りの効率も上がるのではないでしょうか。

冷蔵庫の奥に、賞味期限切れの商品が溜まっているご家庭も少なくありません。そうした場合は、取っ手付きのカゴを使って、まとめて全部を引き出せるようにするという方法がオススメです。買い足した物をカゴの後ろに入れて、前から取り出す仕組みにすると手前にある古い物から使うことになるので「気がついたら賞味期限が切れていた…」ということを防げます。

片付けが苦手な方の中には、冷蔵庫の収納空間を上手に活用することができないという方も多いのではないでしょうか。どこに何があるか分からず、同じ食材を購入してしまったり、同じ食品をいくつも開封してしまって、そのまま賞味期限切れを迎えてしまうということもあるかと思います。傷んだり、古くなった食材は害虫が好むので、暑くなるこれからの季節は特に注意が必要ではないでしょうか。

食材に関しては、無駄を出さないことが一番の虫の発生予防です。それでも念のため我が家では、「ナチュラス 天然ハーブのゴキブリよけ」をシンクの下に置いています。万が一ゴキブリが出たときは、「ナチュラス 凍らすジェットゴキブリ秒殺」でマイナス85度の“冷撃秒殺”で退治するつもりです。

 

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この「ナチュラスシリーズ」は、どちらの商品も有効成分が天然ハッカ油のため、子供やペットのいる家庭でも気にせず使用できるのが特徴です。小さいお子さんを育てていたり、ペットをたくさん飼っているので、化学合成殺虫剤は避けたい、でもゴキブリ対策はしたいと考える方に最適な商品だと思います。

 

Product

ナチュラス 天然ハーブのゴキブリよけ
ナチュラス 凍らすジェットゴキブリ秒殺

 

Profile

梶ヶ谷陽子さん
Bloom Your Smile代表
整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、整理収納アカデミアマスター、住空間収納プランナーエキスパート、住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト、親・子の片づけマスターインストラクター
http://bloomyoursmile.jp/

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