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財布にやさしく、海外旅行にも最適なスマートフォン利用術

「スマートフォンの使い方はそのままなのに、契約を見直したら、毎月のケータイ代がガクッと減った」――。こうした体験談を耳にする機会が、最近多くなっていないでしょうか?

月々の通信料の“賢い節約法”は色々ありますが、一番の近道は「SIMフリー端末」と「格安SIMカード」の活用でしょう。SIMフリー端末とは、携帯電話会社(キャリア)に縛られず利用できるスマートフォンやタブレットのこと。格安SIMカードは、読んで字のごとく利用料金が非常に安い通信サービスです。

「どこかで聞いたことあるけど、そもそも『SIM』って…???」という方もいるでしょう。そんな方に改めてご説明すると、SIMカードとは電話番号などの情報が記録された指先サイズのICカード。スマートフォンやタブレットに差し込むことで、データ通信や音声通話できるようになります。

 

「SIMフリー」がアジアや欧米各国では当たり前

日本で暮らしていると、「SIMフリー」や「SIMカード」という言葉に、まだまだ馴染みが薄いかもしれません。ただ、仕事や観光で海外によく行く人にとっては、SIMフリーのスマートフォンは常識的な存在です。

「アジアや欧米各国に行くと、空港や街中のキオスクやコンビニなどで、そこかしこでSIMカードが売られています。誰でも簡単に買えるため、SIMフリー端末を持っていたら到着後すぐに購入し、その場でスマートフォンを使い始められます。全然、手間はかかりませんよ」と、海外勤務の経験があるNTTコミュニケーションズの沼田梨江さんは語ります。

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NTTコミュニケーションズ株式会社
ボイス&ビデオコミュニケーションサービス部 販売推進部門 第三グループ
沼田梨江さん

一方で、国内の携帯電話会社が販売するスマートフォンやタブレットは、つい最近まで一部を除いて、SIMカードを自由に選べない「SIMロック」がかかっていました。そのため、携帯電話会社と契約する際に渡されるSIMカードはその端末か、同じ会社の端末でしか使えないのが当たり前でした。

加えて、いわゆる「2年縛り」と言われるように、スマートフォン契約から約2年後に設定された「更新月」以外の解約だと、契約解除料を支払わなければなりません。この契約解除料を意識して、なかなか現在のスマートフォン環境を変えられないという人も多いでしょう。

 

2年間で削減できる通信料はiPhone一台分?

ただ現在では、iPhoneのSIMフリー版もごく普通にアップルストアで購入できるようになるなど、SIMフリー端末が本格的に普及する時代がやってきています。そして、SIMフリー端末の最大のメリットは、格安SIMカードと組み合わせることで、毎月の通信料金が大幅に安くなる点でしょう。

例えばNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」では、データ通信専用のSIMカードなら毎月900円(税抜)から、音声通話もできる音声対応SIMカードでも毎月1600円(税抜)から、通信速度の速いLTE(4G)通信を利用できます。

もしスマートフォンの通信用料として毎月7000円(データ通信5GBと5分以内の通話かけ放題を合計した目安)くらい払っている人の場合、年間8万4000円の通信料がかかっています。それをSIMフリー端末に変え、OCN モバイル ONEを利用することで、1カ月3000円弱(同じくデータ通信5GBと5分以内の通話かけ放題を合計した目安)、年間でも3万6000円で済むようになります。仮に新品のスマートフォンを買っても、2年使えば、10万円ほど浮きますから、十分元が取れてしまう計算です。

 

格安SIMカード選びは“縛り”がないものを

ただし、格安SIMカードだったら何でもいいわけではありません。格安SIMカードは多くの事業者が提供しているものの、実際は様々な条件や隠れた縛りがあるため、注意が必要になります。

具体例を挙げると、「契約から2年以内に解約する場合は違約金が発生する」「オプションサービスを解除するには、1万円以上の費用が取られる」「契約しているデータ通信量は増やせても、減らせない」などなど。

もちろんOCN モバイル ONEでは、そうした心配は不要です。最低利用期間は6カ月なので、半年経っていれば違約金は必要ありません。また、スマートフォン用アプリケーション「OCN モバイル ONE アプリ」で、その日、その月の通信量をさっと確認でき、プラン変更も簡単です。もし契約したテータ量が多すぎた場合でも、気付いた当日には容量変更ができ、翌月からその料金が適用され、自分に最適なプランが選べます。

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普段からSIMフリー端末と格安SIMカードの組み合わせにしていれば、先述の通り、海外旅行に行っても、SIMカードを差し替えるだけで、いつも使っているスマートフォンをそのまま使い、FacebookやTwitterへの投稿も思いのまま。ストレスフリーなスマートフォン環境で、毎月の通信料を節約しておけば、旅行のお土産代くらいすぐに貯まってしまうでしょう。

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