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「なぜ、中古リノベマンションの売却に満足できない人が多いのか?」 半田悠人×カウカモ編集長・伊勢谷亜耶子が査定の新たな切り口を語る

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2021/03/26

中古マンションの査定額は、築年数や間取り、広さなどのスペックで決まる――。この常識がいま変わりつつある。それを実現しようとしているのが、中古リノベマンション専門の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」だ。カウカモは、中古リノベマンションの査定に“オーナーのこだわり”を反映する新たな指標を導入することで、「リノベーション物件は適正に評価してもらえないのでは?」という売主側の不満を解消しようとしている。今回は、気鋭の建築家・デリシャスカンパニー代表取締役 半田悠人さんと、カウカモが運営するウェブメディア カウカモ編集長・伊勢谷亜耶子さんによる対談が実現! 中古リノベマンションの魅力と適正な評価について語り合った。

中古リノベマンションの人気が上昇

伊勢谷 リノベーションというと、かつては建築デザイナーやDIYが趣味のごく一部の人のみが行うものというイメージがありましたが、首都圏を中心にこの10年で幅広い層に広がり、かなり親しみやすくなりました。

半田 そうですね。時代の流れとして、中古・リノベーション物件に注目が集まるのは納得ですね。バブル期にマンションを購入した人のライフスタイルが変化して、リノベーションした物件を売ったり、中古物件を買った人がDIYして理想の間取りにしたり…。家選びのときに“リノベーション物件”が選択肢のひとつになったなあ、と感じています。

▲デリシャスカンパニー代表取締役 半田悠人さん

伊勢谷 そうなんです。ひと昔前は「新築こそがマイホーム」というイメージが強かったですよね。でも今は暮らしが多様化しているので「自分のライフスタイルやライフステージに合った家を選びたい」という人が増えています。中古・リノベーション物件は前のオーナーの暮らしを想像しやすいので、そこで暮らす自分の姿もイメージしやすいですよね。

半田 しかも、カウカモで紹介されている物件は、おしゃれにリノベーションされてますよね! 物件を買いたい人にとっては、前オーナーのこだわりが詰まった物件を選べるのがありがたいですね。カウカモでは内装の特徴から前オーナーの想いまで丁寧に紹介されているので、とても参考になると思います。

伊勢谷 実は、買い手だけでなく、物件を売りたいオーナーにもメリットがあるんです。カウカモのコンセプトは「数ある中古・リノベーション物件の中から理想の“一点もの”との出会いを提供すること」なので、一般的な不動産価値になっている築年数や間取り、広さだけでなく、立地や窓からの景色、リノベーション済みなら内装などあらゆる角度で査定しています。

▲カウカモ編集長 伊勢谷亜耶子さん

半田 たしかに、内装にこだわってリノベーションしても、そのこだわりが評価されないんですよね。そのため「リノベーション物件は売れないのでは」と思っているオーナーも多いんじゃないかな。でも、カウカモなら、部屋や街への愛など“オーナーの想い”も汲み取ってもらえるわけですね。それはすごく画期的なことだと思います。

伊勢谷 カウカモが大切にしているのは、物件のスペックだけではなく、物件の魅力とエリアとのマッチングの“横串感”なんです。たとえば、近所に大きな公園や緑道があるとか、家事をしやすい間取りとか、一般的な不動産業者では見てもらえない観点で査定します。オーナーの想いを汲むのがカウカモの特徴なんです。

カウカモ独自の視点「窓からの景色も査定ポイントになる」

半田 今日おうかがいしているこの部屋もリノベーション物件なんですよね。ここを例にすると、どこが査定ポイントになるんでしょうか。

伊勢谷 ひとつはオーナーさんが「家事室」と呼んでいる小さな部屋です。もともとは単独の部屋として使うには少し狭い空間だったので、壁を抜いて洗濯機がある脱衣所とつなげて、洗濯物が干せるスペースを作ったそうです。ご家族が花粉症に悩んでいて、洗濯物を外に干さないで済むように生まれたアイディアだそうです。

▲洗濯物を室内干しするための「家事室」。洗濯機のある脱衣所とつながっている

半田 家事室という発想がおもしろいですね。洗濯物を干すためにベランダまで移動しないでいいなんて、すごく便利そう。すばらしいアイディアだと思います!

伊勢谷 キッチンも工夫がいっぱいなんです。キッチンカウンターは土台を職人さんに作ってもらった特注品で、カウンターのリビング側は食器棚になっているんです。しかも、食器棚の取っ手は、別の家具についていたものを別注して取り付けたとか。

▲天井の梁に設置した造作のシェルフ。オーナーの設計のこだわりが感じられる

半田 部屋づくりに情熱を感じます! 僕もこのキッチンに感動しました。建築家としては、天井の梁にある造作のシェルフの端と、キッチンカウンターの横幅がぴったりそろっているのがすごく気持ちいいんですよね。この部屋に合わせてカウンターとシェルフの横幅を計算して作ったことがわかります。

伊勢谷 まさにオーナーのこだわりが感じられますよね。

▲もともとあった天井を抜いたことで配管がむき出しに。自然なエイジングが心地よさを演出する

半田 さらに、天井も抜いたとか。コンクリートの処理がとてもきれいですね。古い質感も味わい深いです。

伊勢谷 配管が見えるのも素敵ですよね。

半田 新築マンションでは壁や鉄材のエイジングを表現するのは難しいけど、中古・リノベーション物件は、買ったときからエイジングされているのがいいですよね。床もオーク素材で温かみがあるし、全体的に統一感があります。

▲家具に合わせて木目調のドアを設置。床と合わせてコーディネートされている

伊勢谷 統一感という意味では、部屋のドアにも秘密があります。リノベーション前は黒い無機質なドアだったのですが、もともとオーナーが持っていた家具に合わせて木目調の素材に変えたそうです。家の中がトータルコーディネートされていますよね。

半田 部屋の統一感を出すのは、なかなか難しいんですよ。オーナーさんのセンスを感じます。

▲窓からの風景も重要な評価ポイントのひとつ

伊勢谷 もうひとつ、書斎にある大きな窓もインパクト大です。外の針葉樹が見えて北欧の森にいるような気分になれますよね。このような部屋からの風景も、カウカモでは査定のポイントになるんです。

半田 ほんとうですか! お気に入りの風景を査定してもらえるのはうれしいなあ。  

大切な住まいを“住み継ぐ”というコンセプト

半田 自分の好きな風景や内装を評価してもらえたら、オーナーはとてもうれしいと思います。僕なら、こだわりの価値がわかる人にほめてもらえるだけで喜んじゃいます。実際にカウカモでリノベーション物件を売却した人も喜んでいるのでは?

伊勢谷 はい、売却される方にはご満足いただいていますね。カウカモに掲載されたリノベーション物件の内見は、オーナーと購入希望者、カウカモのスタッフで行うのですが、すぐに物件を気に入って購入が決まるケースも少なくないです。

半田 やっぱり、オーナーからリノベーションの想いやエピソードを直接聞くと、家に込めた愛情や魅力が伝わりますよね。

伊勢谷 ある物件では、予算の都合で素材がそろえられず、廊下の一部がリノベーションできていませんでした。でも、次に入居したオーナーは、足りない部分の床材を探し出して廊下のリノベーションを完成させたんです。これこそが“想いのバトンパス”の瞬間だと思います。

半田 想いのバトンパス…。素敵なことばですね。カウカモは物件だけでなく、暮らしの価値も提供していることがよくわかりました。

伊勢谷 内見のときに意気投合して、今もプライベートで交流しているオーナーさんと購入者さんもいますね。オーナーのこだわりが詰まったリノベーション物件を選ぶ人は、そのほかの価値観も近いのかもしれません。カウカモは、年間150万人以上ものリノベーション物件購入希望者が集まるマーケットプレイスなので、自分のリノベーション物件を売りたい人にとって、カウカモは唯一無二の出会いを提供する場でもあるんです。

半田 リノベーション物件を軸につながりが広がっていくんですね。これまで中古・リノベーション物件は市場が確立されていませんでした。売りたい人は「安く買い叩かれるかも」という不安があるし、買いたい人もどうやって物件を探せばいいかわからない状況でした。そのぽっかり空いていた隙間を埋めてくれたのがカウカモなんですね。

伊勢谷 リモートワークをはじめ、地方移住、二拠点居住……今も人々の暮らしはどんどん多様化しています。カウカモは、リノベーション物件を買うサービスというイメージが強いかもしれませんが、売る場所でもあるんです。大切な住まいを住み継ぐバトンパスをこれからも支援していきたいですね。


中古リノベマンション専門の流通プラットフォーム「カウカモ」があなたの売却をお手伝いします。

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